楽器を始めたいけどベースとギターならどっちが良いのかな?
と悩んでいる方も多いでしょう。ベースとギターは、ぱっと見た感じ一緒だし何をやっているかもよく分からないと思います。
その悩みをこの記事では徹底的に解説していくのでぜひ読んでみて下さい。
結論。ギターの方が圧倒的にオススメ

ベースとギターのメリットデメリットを総合的に評価してどちらをオススメできるかと言うと圧倒的にギターですね。
ギターのメリットは一番は「音楽の幅の広さ」ですね。弾き語り・バンド・ソロギターなどなど活躍できる場面があります。
将来的に音楽活動の方向性が変わっていく事は非常に多いです。元バンドマンで現在はシンガーソングライターになっているアーティストもかなり多いです。
例を挙げるなら「米津玄師」「YOASOBI」「MOROHA」などなど。ほかにも様々なアーティストが居ます。
今はバンドをやりたい!と思っていても将来的にどうなるかは分かりません。もしかしたらシンガーソングライターに転向しているかもしれません。
そうなった場合、ベースよりもギターをやっていた方が圧倒的に有利になります。
バンドで使うエレキギターと、弾き語りで使うアコースティックギターは結構使い勝手や弾き方が似ているので移行が容易なんですよね。
作曲技術もギターを弾いていた方が上がりやすくなります。これはアーティストになる上ではかなり重要なポイントですね。
ベースとギターはどっちが簡単?

初心者にとって最初、弾きやすく始めやすいのはベースですね。
ベースは単音(1つの音)だけを出して弾く事が多いので、簡単な曲なら初心者の方でも割と早く弾けるようになります。
それに対してギターは習得までに結構時間が掛かります。ベースと同じく単音引きであれば比較的早く弾けるようになりますが「コード」と呼ばれる複数の音を同時に出すテクニックが異常に難しいです。
慣れれば意外と簡単なのですが習得まで時間が掛かるし、初心者の方はかなり苦戦すると思います。
ベースとギターは極めようと思ったら両方とも同じくらい難しいです。ですが初心者にとってはベースの方が始めやすいのが良いですね。
ベーシストとギタリストではどっちの方が上手い?
これは結構話題に上がる事なのですが、ギタリストとベーシストはどちらがレベルが高いのでしょうか?
総合的に見るとギタリストの方が人口が多いです。エレキギター、アコースティックギター、フラメンコギターなど種類が沢山あり、奏法も数多く発案されてきています。
出来る音楽の幅が広く、プレイヤーも多いので全体で見ればギタリストの方がレベルが高いと言えるでしょう。
ただ、ベースもギターも極めているプレイヤーは相当うまいのでどちらの方が上と言う優劣はほぼ無いと言って良いでしょう。
ベースとギターはどっちがカッコよくてモテる?

これに関しては同じくらいと言って良いでしょう。素人から見ると正直違いは分からないです。楽器を構えた姿勢も似ていますからね。
重要なのは「いかにカッコよく弾けるか」と言う所ですね。
正直な話、バンドで一番モテるポジションは「ボーカル」です。これは今後もずっと変わらないでしょう。
しかしアコースティックギターの場合は弾き語りが出来るので、そう言ったことを加味するとギターの方がモテるかもしれません。
アコギは1人で音楽を完結させることが出来るのでそこが強みです。自分で弾いて歌うのでモテる要素が沢山ありますね。
ちなみにそう言った層からモテるのかと言うと「音楽好きの異性」ですね。バンドマンって不思議な事に異常なくらいモテるんですよね。
ベースとギターはどっちの方が安い?

これに関してはどちらもピンキリだし、初心者用の機種はやすいモノがそろっています。
大体3~8万円くらいの機種を買うと良いでしょう。あまりにも安い1万円いかのギターは多くの場合粗悪品なのでオススメはしません。
掘れっと処理などの細かい部分の作りが甘い為、相当弾きにくいし音も悪いです。
そんな機種で練習しても上達しにくいので、買わないほうが良いです。
3万円以上の機種になるとちゃんとした物が多いのでオススメですね。
メーカーは「YAMAHA」が一番オススメです。低価格で高性能な機種が沢山そろっているので初心者の方にはありがたいです。コスパで言えば国内外問わず最高クラスですね。
ベースはスラップ奏法がカッコいい

ベースは基本的に曲を支える「サポートポジション」なのであまり目立つことは無いです。
しかしベースはスラップ奏法が異常にカッコいいです。ハイテンポなリズムでバチバチに弾いている姿は惚れ惚れしますよね。
ベースでカッコつけたいならスラップ奏法は練習しましょう。
ちなみにスラップ奏法はギターでも出来ます。アーティストで言えば「MIYAVI」さんが有名ですね。
しかしギターのスラップは意外と使う場面は少ないです。ソロギター(楽器のみで演奏する事)でやっている人はいますが、バンドでやっている人はそこまで居ないです。しかし相性はいいので取り入れてみても良いでしょう。
ちなみにですがアコースティックギターの弾き語りでスラップを使う事はまず無いです。そもそもの相性がかなり悪く、歌声をつぶしてしまうので使う人は少ないです。
弾き語りはバラード系のゆったりした曲が多いので仕方ないですね。もしスラップをやるならハイテンポでリズミカルな曲でやるのが良いと思います。
ベースとギターは乗り換える事も可能

ベースをやっていた人がギターに移行したり、その逆も良くあります。
「弦を押さえて弾く」と言う構造自体は一緒なので、意外とすんなり移行できますね。
しかしベースとギターは見た目こそ似ているものの、弦やボディー・ネックなどの作りが違うのでそれぞれ専用の機種を買わないといけないです。
とりあえず今、ベースとギターのどちらかでやってみたい方を買ってみると良いでしょう。これは自分の直感で選ぶことが大切です。実際、どっちも面白い楽器ですからね。
もし移行したくなったらその時はまた新しくギターかベースを買うと良いでしょう。
ちなみにですが「ベース→ギター」よりも「ギター→ベース」と移行した方が簡単に感じると思います。
ベース→ギターに移行する時は、弦の数が4本から6本に増えます。そしてコードを弾かなければいけないので大変に感じやすいです。
ベースは指弾き・ギターはピック弾きが多い
ベースやギターは「指で弾く」と言うやり方と「ピックで弾く」と言う2種類の方法があります。
これは人によって好みが分かれし、どちらでも良いです。しかし「ベースは指弾き」「ギターはピック弾き」をする人が多く感じます。

ピックと言うのは上の画像の三角系の薄いプラスチックの物です↑
ピックを使うメリットは「指が痛くなりにくい」「音がくっきりして迫力が出る」「激しい曲を演奏しやすい」ですね。ちなみにこれはギターでの話です。
ベースの場合は指を使った方が自由自在に演奏できるしスラップも出来るので、ピックを使わないほうがカッコいい演奏をできる事が多いです。
ベースを始めたころは練習すると右手の指が痛くなりますが、段々皮膚が固くなってきたり慣れてくるので余裕になってきます。ベーシストが一度は通る道ですね。
ちなみにギターの場合はコードを押さえる左手の指が痛くなることが多いですね。しかしこれも慣れれば問題ありません。
ギターもベースも腕の筋肉を使う事が多いので、最初は筋肉痛になりますね。特にバンド系の音楽は激しくハイテンポな曲が多いので、その分疲れます。それがまた楽しいんですけどね。
ベースは影の実力者・ギターは表役者と言うイメージ

ベースは地味で目立たない楽器ではありますが、むしろそれがベースの良い所と言えるでしょう。
物静かで口数は少ないけど顔は整っていて何事もそつなくこなす実力者と言うイメージですね。
そう言ったキャラクター性が好きな方はベースが向いていますね。隠れ強キャラと言うやつです。
逆にギターは意外と目立つので「主役」になりたい方にはオススメです。バンドでも「ギターを弾きながらボーカルもやる」と言う人も居ます。
アコースティックギターなら弾き語りなので当然自分が主役で目立ちますよね。
ギターをやりたい人は「目立ちたい人」「主人公に憧れる人」です。カッコいいリフを弾いて目立っちゃいましょう。
ギターとベースは音の高さが違う

ギターは低中高音をバランスよく出せる万能楽器です。アコースティックギターでの弾き語りでは6弦全てを使って演奏します。
しかしエレキギターはどちらかと言うと中高音をメインに出すことが多いです。もちろんコードやパワーコードなどで低音を出すときもありますが、実はバンドを組んだ際は低音はベースに任せてしまう事が多いのです。
「ベースは低音」「ギターは中高音」と覚えておくと良いでしょう。自分が好きな方の音を選べば良いと思います。
自分の憧れの人を見つけてみれば欲しい楽器が分かる

恐らくですがギターかベースで悩んでいる人は「バンドや軽音をやりたい!」とか「何か楽器をやってみたい!」と思っている方だと思います。
そんな方は、もう少し踏み込んで「衝撃を得る感覚」を得てみると良いでしょう。
具体的には「○○と言うアーティストのギターがカッコよすぎた」とか「バンドの間奏のスラップに鳥肌が立った」とかそう言った自分の感覚に衝撃が走る体験をすると良いです。
自分の直感で明確な憧れが出来ると、やりたい楽器も自然に決まる事でしょう。
まずは、もっと音楽やライブ映像などを漁ってみて「自分の心にグッときた楽器」を見つけてみると良いと思います。
私も実際、YouTubeで見つけたカッコいいギター動画をキッカケに音楽を始めました。
ギターとベースはどちらがお金を稼げる?

やはり音楽をやるならアーティストを目指したい方も居ると思います。お金を稼ぐと言った面ではギターの方が有利です。
なぜかと言うとギターは人口も多く、始める人が多いのでそれだけ市場が盛んなのです。なのでギターをやっていた方が将来的にお金を稼ぎやすくなります。
ギターはピアノに次ぐメジャーな楽器で始める人がかなり多いですからね。
バンドをやるならベースもギターも同じくらい稼げます。チームで音楽を発信するのでお金の配分は同じくらいになる場合が多いです。
しかし作詞作曲を担当している人が多く貰うと言うパターンもありますね。ここはバンドによってまちまちです。
今はYouTubeもあるおかげでギターもベースも収益を得やすくなっています。実際ベーシストYouTuberは結構活躍しているし、TikTokでもバズっている事が多いです。
ベーシストは結構尖ったキャラの人が多いので注目を浴びやすいと言う特徴もあります。いい意味で変わっている人たちなんです。ベースを極めている人はどこか頭のねじが外れている事が多いです。
ギターは何でも演奏できるので曲やネタの幅が広い

ギターの長所はメロディーやカッコいいリフ(簡単に言えば前奏の事)を弾けるのがメリットです。
このおかげで目立つしYouTubeや音楽講師としてのネタが増えやすいです。作曲に関する知識も比較的ギタリストの方が持っていることが多いですね。
ギターはやれることが多いです。しかしそれは裏返してみれば「なんでも出来なきゃいけないので難しい」と言う事です。
曲のレパートリーが広いので色々なテクニックを身につける必要があります。当然練習量も必要だし大変ですね。
「なんでも出来る万能楽器ギター」か「与えられた役割をきっちりこなすベース」自分に合っている方が選ぶと良いでしょう。
将来的に作曲もしたいのであればギター一択ですね。学んだことを活かしやすくベースやドラムの役割を理解しやすいので、音楽に関する知識を実践から学びやすいのです。
例えば「King gnu」のリーダーであるギタリストの常田大希さんは、作詞作曲を全て担当しています。