アーティストなら誰しもが経験をする下積み時代。
これは絶対に避けて通れない道と言っても過言では無いでしょう。
人によって下積み時代の長さは様々です。「音楽だけで生計を立てていける状態」を成功とした時、下積みからそこまでになる期間は早い人で1~3年です。
通常は3~5年ほどかかると考えて良いでしょう。遅い人はいつまでもずっと下積みです。そしていつしか「自分には音楽の才能が無い」と諦めてしまいます。
ほぼ全てのアーティストの方はいち早く下積み時代を終わらせたいと考えているでしょう。そのためにやるべき事を解説していきます。
まずは売れる曲を作ることを意識する
下積みが長いアーティストの特徴として「自分のこだわりだけで曲を作る」と言うものがあります。これはハッキリ言って売れないです。
お金と言うのは基本的に顧客の需要を満たすことで、対価として得られます。つまりアーティストがやるべきことは「世の中に求められている曲を作る事」なんです。
もちろん自分のこだわりはあっても良いし個性や世界観は自分の好みにしていくと良いでしょう。
しかし「世の中の需要:自分のやりたい音楽」をバランス良くとって作曲することが重要なのです。この塩梅が上手いアーティストは音楽を楽しみながら成功します。
チャンスを掴むにはとにかく活動量を増やす
アーティストと言うのはたった一つのきっかけで急に有名になっていきます。特に最近はSNSの発展がすさまじいので、ついこの間まで月に1万円も稼げなかったのに急に月収が数十万に増えたなんてこともあり得るのです。
つまりこの「人生を変えるたった一つのキッカケ」をいかにして掴むかが重要になってきます。
そのためには圧倒的な量の活動・作曲・宣伝が必要です。量をこなせないアーティストはよほど運が良くないと成功出来ないです。
いわゆる「曲をたくさん作って宣伝し運よくバズったらラッキー。それまではただひたすらに作曲・宣伝していく」これくらいの気持ちが必要です。
音楽と言うのは「めちゃくちゃ練って作った渾身の一曲」が全然売れない事も良くあるのです。と言うかほぼ全てのアーティストがそれを経験しています。
その逆もあって「ノリと勢いで作曲したモノが意外と受けて売れた」なんてパターンもあるのです。なので実は、アーティストの代表曲と言われるものが本人は全然思い入れが無くてあんまり好きじゃないって事があるんですよね。
そして「なんでこんな頑張って作った最高の名曲が売れないんだ」と悩むこともあるのです。
つまり自分の頑張りと曲へのこだわりがそのまま売り上げにつながるわけでは無いのです。
なので細かい所を悩み過ぎず、ノリと勢いで沢山曲を作っていく方が有利なのです。その中の一曲でもバズってしまえば他の曲も自然と知名度が上がっていきます。
もちろん曲のクオリティーを下げてはだめです。曲は永遠に残り続けるものなので駄作を作りまくるのはダメです。細かい所を悩み過ぎてリリースまでの期間が伸びすぎるのを気を付けると良いのです。
良いクオリティーの曲を短期間で作っていけるようになるとチャンスを掴める確率がかなり上がります。そして作曲スキルも伸びるのでより名曲を作りやすくなるのです。
下積み時代を短くしたいなら「作曲ペース」を速めていく事を意識しましょう。
インディーズで売れている曲を分析すると答えが見える
アーティストが売れるヒントはメジャーデビューしたアーティストからはあまり学べないです。なぜなら彼らはどんな曲を出しても自分のブランドがあるからある程度売れてしまうからです。
逆にインディーズアーティストが急に売れるのは「曲が世間に評価されて話題になったから」です。
ほぼ100%楽曲の良さで知名度を上げているので、作曲の参考になることが多いです。
音楽と言うのはいかにして世間から注目を浴びるか?と言う事が重要になってきます。
一度知名度が上がれば音楽活動や収入も右肩上がりになっていく事が多いです。連鎖的に仕事が増える可能性があります。
例えば「今話題の新人アーティストを紹介するラジオ」に呼ばれたり「他のアーティストのライブやその他のイベント」への出演依頼もかかったりします。
そして次回リリースする楽曲も注目を集めやすいので、バズを起こしやすくなります。
アーティストの下積み時代は病まないことが重要
下積み時代は基本的に大変なモノです。休んでいる暇は無く、仕事と音楽漬けの日々を送ることになるでしょう。
ここを楽しめるか否かが成功に大きく関わってきます。
楽しめずに「このままの人生で大丈夫なのだろうか?」とか「全然売れなくて落ち込む」とかそう言ったメンタル面で負けていると成功は掴めません。
音楽をやっている下積みの状況を楽しめる人は成功しやすいです。
アーティストと言うのは売れて有名になることを目標としている人が多いですが、音楽活動を始めた時点で立派なアーティストなんです。
そのことに誇りを持っていきましょう。音楽を始めた時点で既にあなたの人生は輝いているのです。
世の中にはやりたいことも目標も無く、ただ何となく生きている人が大半ですからね。
売れないと焦るし落ち込むこともありますが、有名アーティストも皆通ってきた道なのです。この壁を乗り越えた者が成功を掴めるのです。
下積み時代が辛いなら何かを改善するべき
もし下積みの期間を辛いと感じているなら何かを改善していった方が良いでしょう。
まずは「働きやすい職場を探す」と言う事です。
雇用形態は何でも良いです。正社員でも派遣でもアルバイトでも好きなものを選びましょう。
「自分と似たような人が居る」「人間関係が良く雰囲気が良い」こんな職場を見つける事が出来たら下積み時代はかなり楽しくなります。
ストレスが無くなるので音楽活動も結構楽しんで出来るんです。心のストレスは音楽活動に大きく関わってきます。良い職場選びはかなり重要なポイントですね。
個人的には深夜のアルバイトがオススメですね。楽な事が多いし、他のバイトの人も気楽で適当な人が多いので居心地が良いんです。
下積み時代は時間に余裕が無く大変なので「いかにしてその忙しい時間を楽しむか?」と言う事を重視していきましょう。
そうすれば気づかれもしないし、充実した日々を送れます。夢を追いかける日々って本来楽しいものなんですよ。
アーティストの下積み時代は「無駄な事」をやらない事
人生において使える時間と言うのは限られています。音楽においても「無駄な努力」と「効率の良い努力」があります。
限られた時間を上手く使える人は、どんな物事においても成功を掴めます。
「どうすれば少ない努力で収益を伸ばすことが出来るのか?」と言う事を意識していきましょう。
アーティストとしてシンプルな必須スキルは「作曲スピード」です。これはいかなる要素においても有利になります。
売れないアーティストの特徴として「1曲にかける時間のコストが多すぎる」と言うものがあります。
一曲にこだわりを持つのは芸術家としては優秀ですが、ビジネスマンとしてはNGです。
音楽は「芸術的な側面」と「仕事的側面」の両方を意識していく必要があります。
お金を稼ぐためにはどうしてビジネス的な要素を意識していかなければいけません。
下積み時代は音楽の宣伝効率が悪いと成功を掴めない
アーティストにとって作曲と同じくらい宣伝は重要なポイントです。下積み時代が長くなりがちなアーティストは、作曲センスはあるのに宣伝のスキルが無い場合が多いです。
せっかく良い曲を作れるのにそれを多くの人に聞いてもらう方法を知らないと勿体ないし、いつまで経っても成功を掴めません。
アーティストの下積みは1年以内に抜け出せる?
正直な所、アーティストにとって「何年下積みすれば売れる」と言う保証はありません。人によってかなり差があってピンキリなんです。
逆に言えば上手いことやれば1年以内に結果を出して、お金を稼ぎまくる事だって可能なんです。
意味の無い努力を続けていては、いつまで経っても知名度も人気も上がりません。下積みが10年を超える事も余裕であります。
下積み時代を早く終えて、音楽で生活する最高の人生を送る夢があるなら「大きなチャンス」を掴みに行く事が重要です。
アーティストが話題になるには、何か大きなきっかけが必要になります。これを掴まない事にはいつまで経ってもマイナーで稼げないままなのです。
その大きなチャンスを狙ってそこに全力を注ぐことです。今ならTikTokが間違いなく一番アツいチャンスだと言えるでしょう。
ここまで曲のブームを起こせるSNSは他に存在しません。TikTok盛り上がっている今がチャンスなんです。
逆に言えば、TikTokがオワコンになっていくと無名アーティストにとってはかなり厳しい状況になるでしょう。お金がかからない効率の良い宣伝ツールが他にないので、成功できる確率も下がってしまいます。
無名だったアーティストも急激に人気になれる時代
今はSNSが発展していて、ユーザーも多いことから誰でも人気になるチャンスがあります。
今まで名前も聞いたことが無いようなアーティストがどんどん有名になっていってますね。
若いアーティストも話題になっていることから、明らかに下積み時代は全体的に短くなってきていると思います。
あなたが、今の音楽活動に「上手くいっていない」と感じていても、チャンスはいきなり訪れます。
そしていつのまにか有名になっているでしょう。「実感が無い」と思うはずです。
今の時代は「徐々に知名度とファンを集めていく」と言うやり方はジリ貧になります。アーティストも数が多く、ファンの移り変わりも結構あるからです。
新規ファンと降りていくファンが同じ数だといつまで経っても有名になれません。
今の時代はコンテンツの消費速度が速いです。エンタメの1つである音楽もそうです。
つまり地道な努力って報われないことが多いんですよね。
路上ライブはあまり意味がない
アーティストの下積み時代と言えば「路上ライブ」と言うイメージを持っている人も居るかもしれません。
しかしそれはもう過去の手法になりつつあります。時代と共に音楽の売り方は変わっていきます。
昔のやり方を貫いているアーティスト達は成功を掴めないし、どんどん地に落ちていきます。
「毎日路上ライブをやっているのに人気が出ない」と悩んでいるなら、辞めたほうが良いでしょう。
時間の無駄になってしまうかもしれません。やるとしてもたまにやる程度にしましょう。たくさんやったからと言って効果が伸びるわけでは無いのです。
路上ライブは「人の心を動かせる歌声」があれば話題になります。スマホなどで撮影してもらってSNSで拡散してもらえればそこから知名度が上がっていきます。
路上ライブは「曲名」が売れない
路上ライブのデメリットとして「その場のパフォーマンスとしては楽しめるが曲名を知ってもらいにくい」と言うものがあります。
アーティスト名や曲名を知ってもらえないと「あの人誰だっけ?」と言う状態にあります。雰囲気や顔は覚えてるけど肝心の曲が記憶に残っていないパターンが良くあります。
路上ライブをやっても中々知名度が上がらない理由はココにあります。覚えてもらえないんですよね。
そもそも曲の表記やアーティスト名も常に目に触れているわけでは無いので印象が薄く「なんかすごい人」と言ったやんわりとした記憶しか残らないのです。
そういった点ではSNSなどのデジタル媒体は「曲名」と「アーティスト名」を印象強く残せるのが強みなんですよね。
常にスマホに表示されているので自然に視聴者の記憶に残るんです。
SNSに時間をかけて宣伝していった方が効率よく知名度を上げる事が可能です。