世の中には売れないバンドと、人気のバンドがあります。
良い曲を作っているはずなのに中々売れない事には、ちゃんとした原因があります。
この記事では「バンドが売れる秘訣」を紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
売れるバンドはリスナーファーストで音楽を作っている
アーティストは芸術家で「自分を貫いた作品をリリースしている」と言うイメージを抱きがちです。
自分の好きな曲を作ってそれが世間に評価されて有名になったと思われがちですが、実は全然違います。
バンドは表では言わないものの「売れる事」を第一に活動をしています。
つまり、自分の好きで作りたい音楽ではなくリスナーが求めている曲をリサーチしてそれに当てはめていくと言う方法で作曲していきます。
売れているバンドは自分の作りたい曲を我慢して売れるモノを優先して作っているのです。
ここを理解して方向性を変えていけないバンドはいつまでも売れる事が出来ないのです。
有名バンドで言えば「King Gnu」なんかは良い例ですね。最初は自分の音楽を作っていましたが、世の中にウケやすい曲を作る方向性にシフトした結果今の地位を築き上げました。
その代表曲と言えば「白日」ですね。これをキッカケに大きく知名度を上げました。実はこの曲がヒットしたキッカケに、米津玄師がアドバイスしたと言う背景があるようです。
売れるバンドはシンプルで聞きやすい曲を作る傾向にある
売れるバンドはメロディー・コード進行共にシンプルなモノを使います。
そして「初見で聞いた時でも頭にスッと入ってくるような曲」を作る意識をしています。
実際、売れているバンドの曲って一回聞いただけでも「あ、この曲良いな」と感じるのです。
聞くほどに味が出てくるスルメ曲も良いですが、知名度の低いバンドがそういった曲をリリースしてもあまり日の目を浴びることが無いのです。
売れているバンドは初見、それも最初の数秒でリスナーを虜にする作曲を心がけています。
それが理由で最近の傾向として「前奏が短い」と言う事が挙げられます。
やはり業界の最先端を走る、売れているバンドは曲を流行らせるための工夫をしているんです。
音楽理論を理解しスキルがある上級者ほど迷走しがち
音楽に対する理解が深い人ほど「シンプルな曲は単純すぎてカッコよくない」と感じがちです。
音楽が「高度なものが評価されて売れる」と言う時代であれば良いですが、現代における音楽では高度差をあまり評価されることが無いのです。そもそも世間が高度な音楽を理解できないですからね。
「俺の方が素晴らしい曲を作っているのになぜ売れないんだ!」と悩んでいる人は、もっと大衆に分かりやすいような曲を作ってみると良いでしょう。
音楽を聞いている人は「こっちの方が高度な曲だ」とかは一切分からないです。むしろ売れている人の方が凄いアーティストだと思うようになっているのです。
音楽のテクニックや技術に関してはむしろ「売れてからマニアに評価される」と言うパターンが非常に多いです。売れるキッカケにはならないんですよね。
そして大衆からすると「その曲の高度さ」を理解する前に飽きてしまい、別の曲を聞くんです。
聞いている人からすると音楽の難易度なんて正直どうでも良いんですよね。それよりも聞き心地や歌詞を意識して好きか否かを判断します。
リスナーの傾向やどういった需要があるかを把握すれば、おのずと自分がやるべき音楽の方向性が見えてくると思います。
売れているバンドは顔が良い
顔が良いバンドが全て売れるわけでは無いですが、はやりある程度のビジュアルは求められます。
成功しているアーティストもある程度整ったビジュアルをしている事が多いです。
顔と言うよりも「身だしなみや髪形」ですね。売れている人はみんなオシャレな雰囲気が漂っているんですよね。
バンドに求められるのは「イケメン」と言うより「カッコよさ」ですね。
ギターを弾く姿や歌う姿がカッコいいとファンになってしまうんです。
バンドは異性ファンが多いです。そこにはどうしても「バンドをやっている人を異性をして見てしまう」と言う傾向があるのです。
カッコいいバンドは売れていなくても固定ファンが付きやすい
バンドマンと言うのは音楽をやっている姿がカッコよければ固定ファンが必ず付きます。
それも結構長く応援してくれる古参ファンになってくれることが多いです。
それだけ長く応援してくれると言う事は、そこには音楽だけなく異性としての魅力があるからなんです。
ビジュアルがあまり良くないとあまり応援したくならないんですよね。「曲は好きだけどファンになるまででは無い」と言う感じです。
ラブソングを作曲するバンドは売れやすい
ラブソングと言えばシンガーソングライターがアコギで弾き語りをしているイメージが強いかもしれません。
しかし「バンド×ラブソング」も音楽業界ではトップクラスに人気のコンテンツです。
売れているアーティスト達はみんなそれぞれのスタイルを貫きながらも、いかに自分の納得のいく形でラブソングを作るか?と言う事を考え、試行錯誤しています。
やっぱり売れるんですよね。今まで無名だったアーティストがいきなり売れ出すキッカケになるのもラブソングである場合が多いです。
逆に売れていないバンドは「ラブソングはダサい」「恥ずかしくて作詞できない」などと言った理由で頑なにラブソングを取り入れようとしないんですよね。
もちろん自分の音楽を貫く姿勢はカッコいいですが、やはり音楽はリスナーの需要あってお金が稼げるという点も忘れてはいけないのです。
自分の曲は多くの人に需要があって聞きたいと思ってくれるモノなのか?と言う事を今一度考えてみると良いかもしれません。
「一部の層に刺さる音楽」はハッキリ言って稼ぐのがかなり難しいんです。ジャズなんかはそのいい例です。
音楽を楽しんでいないバンドは売れない
音楽を楽しむことは売り上げに直結することでは無いですが、音楽活動を続けていく上では非常に重要なポイントです。
今現状の音楽活動を楽しめていないなら、恐らく成功はしないでしょう。
売れない日々が続いて精神が病んでしまう事もあるでしょう。多くのアーティストが悩みを抱えていますが、これは一生続くと考えて良いでしょう。
「今音楽を楽しめていない人は将来売れても楽しめない」
お金は入ってくるけど、ただ仕事として淡々とやっている感じになります。
もちろん売れていない時に比べて安心感はありますが「いつこの地位が崩れてオワコンになるのか?」と言う不安に常に駆られるようになりますね。
心配性なのはあまり良い事ではありません。ずっと悩みばかりだと音楽が段々嫌いになります。
実際それでバンドを引退していく人は多いです。
売れてお金が稼げたとしても、音楽が楽しくないならそれは「幸せな人生」とは言い難いでしょう。
もし今音楽を楽しめていないなら向き合い方を変えてみると良いかもしれません。好きでやる音楽の方が良い作曲も出来るし結果的に売れやすくなるものなのです。
リフがカッコいいバンドは売れる
バンドにとって結構重要な要素が「リフ」です。エレキギターのカッコいい前奏は、リスナーを虜にするキッカケになります。
良いリフを作るバンドってワクワクするんですよね。ブラウザバックせずに最後まで曲を聞いてくれやすくなるのでファンも増えやすくなります。
King Gnu であれば Vinylや一途、RADWIMPSならおしゃかしゃまなど。
売れない曲ってリスナーに「なんか違うなあ」と思われて途中で聞くことを辞められてしまう事が多いんです。
いかにして視聴者を離さずに食い止めるか?と言う事をよく考えて作曲していきましょう。
伴奏AメロBメロサビ全部が大切です。特にサビが良くないとその瞬間にブラウザバックされますね。
曲はサビが一番大切ですが、そこに行くまでの伴奏やAメロなども良いものにしないとそもそもサビを聞いてもらえないんですよね。
バンドが売れるか否かはボーカルとギタリストに結構かかってたりします。ドラムやベースはそれを支えて完成度を高めてあげるのが良いですね。
バンドは何か1曲売れれば勝ち
売れているバンドってリリースした曲が全部ヒットしているようにも見えますが、それは一部のトップアーティストだけです。
メジャーデビューして人気になるとドラマ・映画・CMなどのタイアップで作曲することが多くなるので必然的に再生数が安定して多いのです。
何かの主題歌に抜擢された曲はどれも、数千万・数億再生されていますよね。
しかしメジャーレーベルと契約していないバンドは、大きなタイアップ案件を中々もらえないのです。こればっかりは仕方ないですけどね。
なので再生回数はあまり安定しないでしょう。でもこれは悪い事では無いのです。
むしろ「一曲を大きくバズらせて固定ファンを作る」と言う考え方をした方が良いでしょう。
自分のリリースした曲が偶然SNSでバズって数百万数千万再生されればそれで勝ちなんです。そこからコアなファンが生まれるので収入自体は結構増えるし安定もします。
そして有名なレーベルから声が掛かったり、案件を貰えたりすることも増えていくでしょう。
売れていないバンドも「何かしらの一曲」をキッカケに有名になれるチャンスがあるのです。
音楽と言うのは不思議なモノで「努力を重ねていけば右肩上がりで少しずつ伸びて成長していく」と言うものでも無いんです。
どちらかと言えば「今までダメダメでファンも100人居ないレベルだったのにいきなり有名になって実感がわかない」と言うタイプの方が多いです。特に現代のアーティストほどその傾向にあります。
今は全然無名で収入も割に合っていないバンドマンの方も居ると思いますが、いきなり逆転のチャンスはやってきます。それまで辛抱して活動を続けていけるかが成功のカギなのです。
売れるバンドマンは職場環境が良い
音楽には直接関係の無い話ですが、バンドマンは下積み時代が非常に重要です。
アルバイト・派遣・正社員などなど人によって務めている職場は違いますが、やはり働いている職場の環境はかなり重要です。
給料もある程度良く、休みもちゃんと貰えて、社会保険などの待遇も良く、そして現場の人間関係が良い職場だと「余計なストレス」が無いので音楽活動に集中出来るんです。
例えば店長や上司が面倒な人で、会社が厳しい所だと中々自由に音楽活動出来ないんですよね。
売れないバンドマンはまず、自由に音楽活動が出来る良い職場を探すことが重要です。
個人的には深夜のアルバイトがオススメですね。時給も25%上がるし、結構気楽で暇な職場が多いのです。
売れるバンドはファンに愛されている
バンドは無名の時代は生計を立てていくのが大変なモノです。その現状を支えてくれるのはファンたちなんですよね。
このファンの扱いが上手く、適切な距離を保ってファンサービス出来るバンドは人気が出ます。
と言うよりも有名になるまでの下積み時代が楽になりますね。お金を落として応援してくれる根強いファンが居ると収入は安定しやすいです。
さて、このファンとの接し方ですが結構難しいんですよね。人間関係と言うのはいつだって正解を導き出しにくく、答えが分からないものです。
重要視するべきなのは「適切な距離を維持すること」ですね。
いつまでも自分の事を「憧れのカッコいいアーティスト」として見てもらう事が重要です。ファンと一緒に夢を追いかける感じですね。
距離が遠すぎても真剣に応援する気になれないし、逆に距離が近すぎても飽きられたりトラブルに発展することが多いんです。
バンドマンになるとあまり有名でなくても異性からモテまくりますが、下手に関係を持つと音楽人生を台無しにしてしまいます。
ここはグッとこらえて、適切な距離を保つように意識していきましょう。
ここの塩梅を上手く調整できるバンドは長く愛されるので、音楽でずっと稼ぎ続ける事が出来るのです。