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現代は様々な流行りの曲が出てきますよね。今まで知られていなかった無名アーティストの曲が急に流行る事もあるのが面白い所です。
そんな現代の音楽で「流行る曲にはどんな特徴があるのか？」という事について、深掘りしていきます。
アーティストにとって音楽活動のヒントになる事も、得られると思うのでぜひ参考にしてみて下さい。
簡単なダンスソングは流行る傾向にある
流行の曲の1つのジャンルとして「誰でも踊りやすいようなダンスがある曲」があります。
・オドループ – フレデリック
・Habit – SEKAI NO OWARI
・Bling-Bang-Bang-Born – Creepy Nuts
などなどブームの時にはそれ一色というくらいに流行っていますね。
その理由としてはTikTokの影響が強いと考えています。TikTokは元々「音楽に合わせて簡単に踊ってみんなで楽しむ動画」がメインコンテンツになっていました。なのでダンス系の曲との相性が良いのです。
ただ、ダンス系の曲は「既に知名度があるアーティスト・アイドルグループ」がリリースしてヒットする事が多めですね。
比較的MVにも予算をかけられるし、アニメや映画などとタイアップなども出来るので、ヒットしやすいです。
なので「インディーズや個人で活動するアーティストがダンス系の曲リリースしてもヒットしない可能性が高い」と言えるでしょう。
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失恋ソングは10代～20代に刺さる最強ジャンル
現代の音楽で最も流行る可能性を秘めているのは「失恋ソング」だと言えるでしょう。
ラブソングなどの恋愛系の曲は人気ですが、中でも感傷に浸れる失恋ソングはズバ抜けて人気です。
あまり知名度が無かったインディーズ・個人のアーティストも失恋ソングをキッカケに、大きくバズって有名アーティストになっていますね。
一から音楽で成功するなら、失恋ソングを中心的に作曲すると、チャンスを掴みやすいと言えるでしょう。
失恋ソングは、メロディーやコードなども重要ですが”テーマと作詞”にヒットするか否かが掛かっています。
失恋ソングをリリースする際は、YouTubeなTikTokなどに投稿する動画には「歌詞」を字幕として載せた方が売れやすいでしょう。
特にインディーズや個人で活動する方は、歌詞の良さや共感性で勝負していくのがオススメです。
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タイアップ曲は流行る可能性がかなり高い
ドラマ・映画・アニメの主題歌や挿入歌として作られた曲は、影響力がかなりあるのでヒットする可能性が非常に高いです。
実際、ブームになるほどの人気曲は何かしらとタイアップしている事も多いです。
「音楽は曲の良さ」も重要ですが「いかにして注目してもらうか？」という部分もかなり大切になってきます。
その点で言うとタイアップ曲の依頼を受けやすい、メジャーレーベルと契約しているアーティストが有利になりますね。
もし仮にメジャーデビューをしたならば、タイアップである事の宣伝力を活かして「流行りそうな曲」を狙って作るのがベストだと言えましょう。
インディーズや個人で活動するアーティストは、タイアップをする事が難しいので別の手法で注目を集める必要がありますね。
タイアップした曲の全てが流行る訳では無い
世の中にはタイアップしていてもイマイチ流行らない曲も沢山あります。むしろそっちの方が比較的多いと考えて良いでしょう。
曲のエンタメ性、歌いやすさ、歌詞の共感性、頭に入ってきやすいメロディー、など楽曲としての良さは必要になってきます。
なので「タイアップは簡単に売れて良いよね」とはならないのです。宣伝効果は強いですが、売れるのは簡単では無いでしょう。
また、タイアップ曲は「テーマや内容に合った曲と歌詞」にする事が多いです。それらを汲み取った上で、なおかつ売れるように作詞・作曲する必要があるので難易度は高めです。
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ラップを取り入れた曲は流行るが難易度は高め
最近はHiphopやRapが日本でも人気のコンテンツになっています。またKPOPなどでもラップが取り入れられることもあり、それも人気に拍車をかけています。
日本人アーティストでもこのラップを上手く取り入れて作曲している方は居ます。個人的には「Vaundy」「PEOPLE1」といったアーティストのラップパートはかなり好みです。
近年世界的にも大ヒットした曲「アイドル – YOASOBI」なんかはラップパートが注目を浴びていましたよね。
ラップパートと取り入れた曲や、そもそもラップの曲は人気コンテンツではありますが、難易度は非常に高いです。
ただ、流行に乗ってラップを取り入れても中途半端でダサい曲が出来上がってしまいます。
また、音楽ジャンルやアーティストのイメージによってはラップを使わない方が良いパターンもあるので、むやみにラップを取り入れるのはオススメしません。
ラップパートは賛否両論があり、嫌いな人も多い
HiphopやRapはある程度は一般的になってきたものの、賛否両論があり「ラップ嫌い派」も意外と多いのです。
「歌いにくい」「シンプルにダサい」「好きだったアーティストがラップ取り入れていて残念な気持ちになった」「本場のラッパーの二番煎じ」といった厳しい意見もあり、万人ウケしにくいです。
なので、流行だからと言って気軽にラップを楽曲に取り入れると既存のファンが離れていったり、新規ファンも獲得しにくくなる可能性もあります。
音楽活動初期からラップを取り入れた曲をリリースしていっているなら”そのアーティストのイメージ”としてラップが定着するの問題は無いでしょう。
しかし「万人ウケしやすい曲をリリースしたい！」と思っているのなら、ラップは完全に切り捨ててもOKです。聞きやすく歌いやすい曲を作る事に注力した方が、売れやすいと言えるでしょう。
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曲のコード進行はテンプレが結局人気
音楽のトレンドは日々移り変わっていきますが、実は「コード進行」に関しては年月が経ってもあまり変化が無い事が多いです。
・丸サ進行
・王道進行
・カノン進行
・4156進行
・小室進行
これらのコード進行から自分の曲のテーマにあったものを選べば良い曲を作れます。現代のヒット曲も大体このコード進行のどれかが使われていますね。
もし個性を出すならこの基本のテンプレコード進行を基に、少しだけアレンジをするのがオススメです。
これらのコード進行は昔から様々な楽曲で使われているので、日本人の耳になじみが良く「良い曲だなあ」と思わせやすいのです。
恐らくですが、今後新しく出てくる流行の曲も、これらの5つのコード進行のどれかを使っている事がほとんどだと思いますね。
流行の曲のほとんどは4拍子
音楽の拍子に関しては「4拍子が最強。それ以外は使う必要は無い」という状態です。
3拍子の曲は珍しいし、耳なじみが悪く歌いにくいのでヒットはしにくいです。
世の中には「7/8拍子」を採用している曲もありますが、極めてマイナーで売れる事は少ないです。
ヒット曲は9割以上が4拍子です。特にメジャーレーベルに所属しているアーティストがリリースする曲は”万人ウケする必要性”があるので、4拍子以外が使われることはほぼ無いです。
米津玄師がリリースした「Pale Blue」という曲のラストサビでは可変拍子が使われていますが、かなり稀な例です。
”音楽は4拍子が最強”という状態は今後の音楽業界においても変わる事は無いでしょう。私の予想では100年後の音楽でも4拍子が覇権だと思いますね。
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サブカルチックな音楽が人気の中心になりつつある
「サブカル系の音楽」と言うと結構曖昧な定義ではありますが、簡単に言えば王道から外れたマイナーな音楽のことです。
しかし、昔はサブカル系と呼ばれてていた音楽も現代では若い世代を中心にかなり人気を集めています。
・相対性理論
・あいみょん
・ヨルシカ
これらのアーティストは知名度はかなり高いですが「サブカル系」と呼ばれたりしています。
結構な人気を集めているので、もはやサブカルではなくなってはいますが、サブカルっぽい感じはありますね。
ちょっとダークで洒落ていて、聞いている自分に酔いしれる様な音楽は「サブカル系っぽいね」と思われることが多いです。
また、近年日本ではアニメ・ボカロ・ゲームなどが、昔に比べてかなり一般的になってきています。
その影響で、そういったサブカルチックだった音楽も、表に出て人気を得る事が多くなってきているのも事実です。
また、ネットやSNSが普及したことによって「ネットに住むオタクたちの影響力や拡散力が強くなった」という点もサブカル音楽が流行っている理由だと思いますね。
実際、TikTokを中心に流行っている曲も「あ～サブカル系っぽいな～」と感じるモノが多いです。
なので今のアーティストは”サブカルっぽい雰囲気”を出して音楽活動するのも全然アリだと思います。
言語化するのが難しいですが”気だるげでオシャレなイメージ”の曲・アーティストは、若い世代からのウケが良いので売れやすいと思います。
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流行の曲はコンパクトにまとまっている事が多い
現代で人気を得ている曲は「冗長ではなく、コンパクトにまとめてある」というものが非常に多いです。
前奏・間奏・後奏も可能な限りカットされており、いきなり歌いだしから入る曲も増えてきています。
今の時代は「1曲をじっくり聞く」というよりも「色々ちょっと聞いてみて良さそうな曲を見つける」という音楽の楽しみ方をするリスナーが多いです。
なので前奏をカットしてサビから入った方が、続きを聞いてもらいやすくなり、結果的にヒットしやすくなります。
冗長で無駄が多い楽曲は、そもそも最後まで聞いてもらえない事が多いんですよね。
これに気が付いているアーティスト達は作曲を工夫して「いかにしてブラウザバックさせないか？」という曲作りもしているのです。
それにコンパクトに楽曲をまとめた方が、作曲・演奏・MV作成も楽です。その分、空いた時間を新曲のために使えますからね。
「コンパクトに楽曲を作成して、楽曲をなるべく沢山リリースして、その中でヒットのチャンスをつかむ」というやり方は、現代において非常に相性が良いです。
昔に比べてメディアやレーベルのゴリ押しが通用しにくくなっているので良い時代
今の時代の音楽は「ちゃんと楽曲が評価されて人気が出ている」という特徴がかなり強いと思います。
SNSは個人が自由に発信でき、なおかつ意見や感想も正直なものが多いです。
あまり良くない曲や一般受けが悪い曲はちゃんとバズらないし、逆に大衆向けに戦略を練って作詞作曲＋宣伝をしているアーティストはメジャー・インディーズ・個人問わずヒットしています。
今や「レーベルに所属せず、アコギ一本で弾き語りをしている10代のアーティスト」ですら、良い曲を作って人気を集めている時代です。
SNSのおかげで「埋もれて消えていく才能やセンス」がちゃんと発掘されるようになってきているのです。
「流行る曲は何か？」と言われれば「万人ウケする良い曲」というのがシンプルな答えになってきます。
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