アーティスト活動をしていると「中々成果が出ない」「リリースした曲が売れない」と色々な悩みを抱える事があるでしょう。
そんな中で”若手の年下アーティスト”が活躍している姿を見ると、悔しく思いますよね。嫉妬してしまうし、結果が出せない自分に嫌気がさしてしまいますよね。
「そんな時はどうしたら良いのか?」「どうすれば自分も音楽で成功できるのか?」という事について、この記事では解説していきます。
他にも「周りの人間に左右されないようなメンタルコントロールの仕方」についても教えるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
音楽で成功したいなら”年齢”を気にしない事が大事
現代で活躍するアーティストの方は、様々な年齢の方が居ます。
「若くして一躍有名になった10~20代の人」も居れば「長い下積み期間を経て成功した30~40代の人」など様々です。
なので若いアーティストに嫉妬する必要は全くないのです。
アーティストはいつチャンスがやってくるか分からないし、いつ自分の曲が偶然ヒットするかも分からないものです。
若くして有名になったアーティストは、偶然そのチャンスを今つかめただけに過ぎないのです。
実際、有名なアーティストでも編曲はおろか音楽理論も全然知らない人も結構居るんですよね。
なので「若くして有名になったアーティストは、自分と実力や才能が大きく違うんだ…」と落ち込む必要は無いのです。
自分にチャンスが巡ってくるまでひたすら音楽活動に専念していく事が、成功を掴む近道です。
自分が有名アーティストになれれば年齢のことは全く気にならなくなる
何かのキッカケで自分が有名アーティストの仲間入りが出来れば、年齢のことは気にならなくなるでしょう。
自分の音楽活動で忙しくなるし、ある程度の名誉とファンを獲得できれば「他のアーティストに嫉妬する」という機会はかなり減ります。
つまり、一番精神的に辛いのは「まだ売れていない時期」なのです。下積み時代が一番他の人に嫉妬するし、自分への嫌悪感でメンタルが崩れやすいのです。
なのでとにかく「1曲何か自分の曲が売れるまで」の辛抱です。もしくは「まったく気にしないようにする」というのも1つの手です。
自分が有名アーティストになってしまえば今の悔しさや嫉妬心は消えて、若い有名アーティストに対しても”1人の音楽家”として尊敬できるようになってきます。
年下のアーティストは「参考資料」として見る事が重要
若いアーティストに嫉妬して目を背けるのではなく「なぜ若くして有名アーティストになれたのか?」という事を分析してみると、自身の成功に繋がります。
音楽をよく分かっていない大衆の間では「才能がある」と一言でまとめられがちですが、実は曲がヒットした事には様々な要因が絡んでいます。
この理由を自分なりに考えて分析し、メモなどに書いていくと「音楽をヒットさせるヒント」を得られます。それを自分の音楽に落とし込むことが出来れば、きっと売れる曲を作れるようになってきます。
不思議と若いアーティストを分析していくと、嫉妬心は薄れていくんですよね。
「若くて才能と運に恵まれたアーティスト」というイメージから「自分の音楽活動をより良くするための研究対象」となるので、むしろ興味が出てきます。
また、特に注目してほしいのが”ヒット曲を出し続けている若手アーティスト”です。
このタイプは、偶然一発だけ曲を当てたのではなく「売れる曲の法則」を理解している事が多いのです。
特にメジャーデビューしていない人(インディーズや個人のアーティスト)でいくつもヒット曲を出している人は、かなり参考になります。
大きな事務所の力を借りずにヒット曲を連発できるのは、それだけ「若い世代の大衆にウケる曲の作り方や宣伝方法を知っているから」なのです。
今の時代に売れたいなら昔のアーティストはあまり参考にしない方が良い
一昔前に活躍したアーティストを好きな方も多いと思いますが、実は昔のアーティストを参考にしても”今の音楽活動”にはあまり活かせない事も多いのです。
音楽と言うのは時代と共にトレンドが常に変化していきます。
例えばですが、昔に活躍した超有名な海外アーティストの「The Beatles」が居ますよね。
彼らが全くの無名の状態から、現代の音楽シーンで大ヒットする事が出来るか?と言われると必ずしもYesとは言えないのです。
音楽の世界は流行の変化が激しいので「今の時代だからこそ売れる音楽」を作る必要があります。そうなると昔のアーティストを参考にするのは、あまり適切だとは言えないでしょう。
むしろ若くして売れている現代の有名アーティストを参考にした方が、売れるためのヒントを得やすいのです。
若いアーティストが音楽活動において有利な所
若い事は様々な面で有利な所がありますが、私としては1番のメリットは「若者の気持ちを理解出来る事」だと考えています。
現代のアーティストと言うのは何歳であれ「若い人を中心にウケる曲」を作る事が最重要です。若いファン層は非常に活発で時間に余裕があるので、音楽をヒットさせやすいのです。
例えば、現代における音楽のトレンドは「TikTok」というSNSが中心になっています。そしてこのTikTokのメイン層は10代~20代前半です。
ここの若い層の流行や気持ちを理解して、それを歌詞として落とし込める”センスと勘”が若いアーティストにはあるのです。
若いアーティストは音楽知識と経験が少ないからこそ良い曲が作れる
特に10代~20代前半の若いアーティストは、作曲経験も音楽の知識も、年上のアーティストよりも少ない事がほとんどです。
細かいテクニックや音楽理論などに関する知識は、歴が長いアーティストの方が上です。
しかし、音楽で売れるためには実は「細かい知識やテクニック」が必要かと言われると答えはNOです。
もちろん、クオリティーの高い曲を作るための”ある程度の基本的な音楽知識”は必要です。
ですが、それ以上のテクい知識やスキルを曲に取り入れても実はあまり意味が無かったりするのです。むしろシンプルさが失われて”ゴチャゴチャした聞き心地の良くない曲”が出来る可能性もあります。
若いアーティストは細かいテクニックをあまり知らないからこそ「基本的な知識と技術」で曲を作る事が多いです。
では、どこに力を入れているのか?それは「歌声」と「歌詞」です。
「曲の構成はシンプルに、そして歌声と歌詞で売り込む」というのは、実は有名アーティストになるための必勝法なのです。
若いアーティストの方が、音楽知識もスキルも経験も劣る中でヒット曲を出して売れている理由はココにあるのです。
若くして活躍しているアーティストもいずれブームは過ぎるから安心して良い
若くして一躍人気になったアーティストでも、必ず”全盛期”があるものです。ずっとトップに位置するアーティストは居ないので、徐々に人気は廃れていきます。
特に近年は音楽の流行り廃りが激しく、アーティストの入れ替わりも結構あるものです。
どれだけ才能があるアーティストでも人気を維持し続けるのは相当難しいです。
一旦全盛期を迎えたら後は廃れていきつつ、固定ファンに向けて音楽活動をして稼いでいくのが今のアーティストの形です。
なので若手アーティストが活躍していても、あまり気にしなくてOKです。
これはアーティストに限った事では無いですが「他人と比べる事」が癖になっている人は、結構精神が弱るしネガティブな感情が多くなってしまいます。
なので「ああ、今はこの人が人気なんだね」くらいに、あっさりした感情でとらえていく事をオススメします。
いずれ自分の曲がヒットする順番は回ってくる
今の時代はメジャー・インディーズ・個人問わず、様々なアーティストが活躍できるようになっています。
なのでどのアーティストにも「売れるチャンス」は潜んでいるのです。無名から一気に売れた人も沢山いますからね。
昔に比べて「1曲をヒットさせる難易度」は下がっているので、音楽活動を続けていればいつかチャンスを掴むことが出来ます。
音楽は誰のどの曲がヒットするかは分からないものです。長い下積み時代を経験したアーティストか、いきなり出てきた若手新人アーティストか、メジャーデビューしている大手のアーティストか、それは誰にも分からないのです。
なので自分を信じて作曲・宣伝をしながら音楽活動を続けていきましょう。
どうしても他のアーティストに嫉妬してしまうならSNSをなるべく見ない方が良い
これは音楽に限った事では無いですが「SNSを見ると周りのみんながキラキラしているので、憂鬱になる」という事はよくあるのです。
嫉妬や、自分への嫌悪感は「他人と自分を比べてしまう事」が原因である事がほとんどです。
なので「アーティストや売れている曲を分析する時以外は、SNSをなるべく見ないようにする」というのがオススメです。
SNSを見ないようにすれば、自分の音楽の世界に入り込むことが出来るし、作曲にも集中できます。
現代はスマホで何でも気軽に見れてしまうので、ついついスマホを触ってしまいますが、それをなるべく控えるようにすると良いでしょう。
他の人を見なければ嫉妬する事も無いし、気分が下がる事もありません。YouTube・Instagram・TikTok・X(Twitter)は見るほどに憂鬱になるので、なるべく避けていきましょう。
有名アーティストでも他と比べて悩んでしまう事はある
人気アーティストとして活躍している人ですら「自分より年下でもっと売れているアーティスト」を見て悔しい気持ちになる方も居るのです。
「最近あまり曲がヒットしなくなった」とか「どの路線で音楽活動をしていくのが正解なのか分からない」とか「ファンが徐々に減っている」という悩みを抱えている事もよくあります。
そんな中で若いアーティストが大活躍していて「ドームで大規模なライブ」とかやっていれば、嫉妬もすることもあるでしょう。
しかしそれを気にし始めるとキリが無いのです。
反対に「音楽で生計を立てられて、ファンに喜んでもらえれば数字は特に気にしない」というアーティストの方は、他の人と比べて悩むことはあまり無いでしょう。
こういう人は心に余裕があって、音楽活動や生き様もカッコいいのでコアなファンも付きやすいです。
音楽はスポーツでも競技でも無いので「他のアーティストと競い比べる必要性」は全くないのです。
音楽活動で重要視するべきは「他のアーティストとの比較」では無く「自分との闘い・ファンとの対話」なのです。