「アーティスト活動を頑張っているけど中々ファンが増えない」これは音楽をやっているなら、誰しもが一度は悩む問題です。
ファンを増やすためには、ただ音楽をリリースしているだけではダメなのです。
この記事では効率よくファンを獲得するための方法について解説していきます。
ぜひ音楽活動の参考にしてみて下さい。
急激に知名度を上げるキッカケが必要
実はアーティストは「地道に音楽活動を続けて少しづつファンを増やしていく」というやり方は良くないのです。
ファンはいつまでも応援してくれる訳では無く、降りてしまう人も数多くいるのです。
地道にファンを増やしても、それと同じペースでファンを辞めていく人が居ればいつまで経っても有名になれないしお金も稼げないのです。
つまり短期間で一気に多くのファンを獲得する必要があり、そのためには「急激に知名度を上げる事」が必要になってきます。
今の時代の最前線は間違いなく「TikTok」です。このSNSを攻略したアーティストはみんなバズって有名になっています。
数々の無名アーティストが成功を掴んでいる実績もあり、下手にメジャーデビューするよりも知名度を上げてファンを獲得することが出来ます。
アーティストがTikTokを攻略する方法は、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ読んでみて下さい↓
今の音楽は「バズれば勝ち」という時代になってきている
アーティストは世間の流行をいち早く察知して自分のスタイルを切り替えていく事が重要です。
従来の方法ばかりに頼っていては時代遅れになってしまい、せっかく良い曲を作っても埋もれてしまうのです。
例えば「路上ライブ」なんかはアーティストにとって王道の宣伝活動ですが、現在は規制も厳しく宣伝効率もそこまで良くなかったりします。
音楽をヒットさせるには「若い世代の流行を理解する事」が重要であり、新時代のプラットフォームやSNSを有効活用する行動力が必要になってきます。
今の時代のアーティストは「SNSバズる事」が最優先です。これに気づいて自分の音楽活動の方針を変えていけるかが成功のカギです。
有名アーティストですら「売れる事」を最優先に考えて戦略を練っていますからね。
「知名度が高い=ファンが多い」という訳では無い
SNSなどを活用してバズり、知名度を上げる事で一気にファンを獲得する事は可能です。
しかし「知名度の高さ=ファンの多さ」という訳では無いのです。
実際、曲を知っている人は多いけどイマイチ人気が無いアーティストって居るんですよね。
自分の名前や曲を知ってもらったら、そこからファンになってもらうために工夫が必要になってきます。
まずは知名度を上げる事が大切ですが、そこから効率よくファン化する方法も知っておいた方が良いでしょう。
「知名度あるけど人気は無い残念なアーティスト」になる事は避けましょう。
「憧れの対象となるアーティスト」になる事が重要
ファンが多いアーティストは男女問わず「憧れる様なカッコいい人」である事がほとんどです。
ダサいアーティストは曲が良くてもイマイチファンが増えないのです。
髪型・ファッション・立ち振る舞い・言動などは、かなり重要で人気度に大きく関わってきます。
カッコよ良くてオシャレでカリスマ的なオーラがあるアーティストで居る事を普段から心がけていけば、ファンは増えやすくなっていきます。
特にライブに足を運ぶような若い人たちは「音楽的に曲が優れているか?」というよりも「このアーティストを生で見てみたい!」という憧れを持っている事も多いですからね。
近年は”推し”という言葉がよく使われるようになり、アーティストにもビジュアルがある程度求められているのは事実です。
音楽だけでは無く、人としての魅力も磨いていく必要があると言えるでしょう。
カジュアル層に向けて音楽を作るとファンは増える
アーティストとしては「自分の音楽へのこだわりを分かってくれるコアなファン」が増えてくれると嬉しいですが、実はそういった人は少ないのが事実です。
そしてコアなファンに向けて音楽を作っても、あまり稼げないのです。
大事なのは”カジュアル層”を広く取り入れる事です。
作曲に関しても万人受けするような世間が求めているものを作るように方向性を変えていく必要があります。
本当は自分の好きな音楽が出来れば良いのですが、それだと売れないし生活していけないのが現実なのです。
「ファンを増やしたいなら、自分のやりたい音楽を捨てて大衆向けに作曲する覚悟」が必要です。
有名アーティストの多くは、この悩みを乗り越えて「大衆向けに音楽を作る事」で知名度を上げていっています。
万人ウケする曲を作りつつも、その中に自分らしさやオリジナリティーを組み込んでアーティストとしての”色”を出していきましょう。
コアな音楽ファンは意外と購買力が低め?
コアな音楽ファンはグッズを買ってくれたりライブに来てくれたりする事も多いですが、実はカジュアル層とそこまで購買力は変わらなかったりします。
そして音楽が趣味の人は自分で楽器を買ったり、色々なインディーズアーティストのCDとかも買っているので結構財布がカツカツだったりします。
それに加え「有名になって多くの人に認知されるようになるとファンを辞める人」も結構多いんです。
マイナー音楽が好きな人って「みんながあまり知らないから好き」という感覚を持っている事が多いですからね。
なので音楽でお金を稼ぐことを考えると、コアな音楽オタクよりもカジュアル層に目を向けた方が効率が良いのです。
音楽でファンを増やすなら「狭く深く」よりも「広く浅く」をイメージした方が良いです。
女性ウケを狙った作曲をした方がファンは増える
アーティストが女性だろうと男性だろうと、音楽ファンを増やすなら”女性”を狙った方が良いです。
ライブに足を運んだり、グッズを購入してくれやすいのは、圧倒的に女性ファンです。
筆者の周りの知人や友人も「男性は音楽をネットで聞くだけ人」が多く「女性はライブに足を運んだりファンクラブに加入している人」が多い気がします。
これには「男性は論理的、女性は感情的」という性別による性格の違いも関係していると私は思います。
音楽は人に感情に響くものなので、より女性の方が音楽ファンになりやすい傾向にあるのです。(あくまで私個人の意見なので参考までに)
なので、女性ウケを狙った歌詞を書き、ファッションや髪形も女性に好まれる様なものを選ぶとファンも増えやすいです。
失恋ソングは大きくファンを増やすキッカケになる
アーティストが女性ファンを増やすなら「失恋ソング」が最強であると私は考えています。
ロックバンドだろうとシンガーソングライターだろうと、曲がヒットしてファンが増える可能性が高いです。
恋多き乙女は失恋ソングが大好きですからね。
女性向けの漫画・小説も恋愛モノが多いし、それだけ女性は”恋愛”に関心を持っていると言えるでしょう。
ちなみに”恋愛ソング”でも全然良いのですが、実は失恋ソングの方が聞いた人に強い印象を与えられるので記憶に残りやすく、拡散もされやすかったりします。
なので感傷的な共感できる歌詞を書けば、女性ファンは確実に増えていくでしょう。
「毎月○○人のファンを集める」という目標設定はオススメしない
「毎月100人のファンを集める!」という目標は良い様にも見えますが、実はこれは間違いです。
ファンを獲得できる数は毎月大きく変動することがほとんどです。
「5月は10人、6月は50人、7月は5人、そして8月に夏の新曲がヒットして一気に100~1000人のファンが増えた」の様に、かなりの差があります。
アーティストは皆そうなのです。なので「毎月○○人!」という目標が達成される事って無いんですよね。なので目標を立てるだけ無駄なのです。
しかも「今月は目標を達成出来なかった」と落ち込んでメンタルが崩れてしまう事もあるので、実は悪い要素でもあったりします。
ファンを獲得できる数は日によってかなり変わるので「沢山獲得出来た月はラッキー」くらいに思っておくのが良いでしょう。
アーティストは収入に関しても毎月安定しないのが当たり前
アーティストは会社員では無いので、毎月の収入は不安定になります。
曲がヒットしたりライブの回数などによっても変わるし、YouTube広告やストリーミングサービスからの収益も毎月変動します。
なので「毎月○○万円稼ぐ!」といった目標は立てない方が良いでしょう。
「年収○○万円以上!」もしくは「アーティスト活動を引退するまでに総額○○億稼ぐ!」といったザックリとした目標設定にした方が良いです。
そして、その目標に届かなかったとしても特に落ち込む必要は無いです。収入に関してはある程度運要素も絡んできますからね。
例えば「タイアップで企業から依頼されて作った曲が偶然バズってヒットした」なんて事があれば、収入は格段に伸びていきますね。
YouTube広告はお金がかかるが便利
YouTubeではお金を払って広告を出せる「アドワーズ」というものが存在します。
YouTubeでよく見る”5秒スキップできる広告”で自分の音楽のMV動画を出せるのです。
音楽系の広告は意外と評判が高く、そこからチャンネル登録をしたりファンになる人も居ます。
広告には割とお金がかかりますが「月○万円まで広告費を使う」などと細かく設定できるので、自分のお財布状況に合わせて宣伝が出来ます。
YouTube広告は一度設定してしまえば、それ以降は基本的に何もしなくて良いので”時間や労力を割かずに自動で集客できる”という面が強みです。
簡単に言えば”時間”を確保できるのです。お金にはある程度余裕があるが、時間が無くて忙しい方にはピッタリの宣伝方法と言えるでしょう。
もし「YouTubeでの宣伝にお金をかけるのはキツいな…」と思うのならYouTubeショートに力を入れてみると良いでしょう。無料なのに、上手くいけば宣伝効果は抜群ですよ↓
YouTube以外の広告は微妙かも?
YouTube以外のSNS、Instagram・Twitter・TikTokなどでも広告は出せます。他にはウェブサイトに載せる広告などもありますね。しかし、これらは個人的にあまりオススメしていません。
理由としては「①広告費が高い」「②宣伝効果が薄い」「③音楽との相性があまり良くない」といった所でしょう。
YouTube広告は「①コスパが良い」「②広告費を少額から運用できる」「③MVを直接流せるので集客効果が高い」という点がメリットです。他のSNSに比べてかなりオススメ出来ます。
実際、インディーズアーティストや新人ボカロPなど、YouTube広告で音楽を宣伝している方は結構いますからね。
アーティストがファンを増やすためには”広告に頼る”というのも現代における1つの手段です。