アコースティックギター・エレキギターを始めてみたいけど「もうオジサンだから厳しいかな?」「若くないから無理かな?」と悩んでいる方も居るかと思います。
結論から言えばギターは何歳からも始められます。
そして一生モノの趣味になります。音楽は最高ですよ。若い方よりも、むしろ大人の方にこそオススメしたいですね。
ギターは数ある趣味の中でも「カッコいい」「大人の趣味の中では意外と経済的」「人に披露出来る」といった様々なメリットがあります。
スポーツとは違ってギターは体力や運動神経が特に必要ないので始めるのは何歳でもOKなのです。
そしてギターの弾けるオジサンは渋くてカッコいいです。一目置かれる「憧れのオジサン」の様な存在になれるでしょう。
おじさんは「ギターの練習を継続できるか?」という事が最も重要
40~50代の方にとって気になるのが「年齢による衰え」でしょう。確かに若い人に比べて吸収力や上達スピードは遅くなるので、ギターの習得には時間がある程度かかります。
「じゃあオジサンにギターは無理なのか?」と言われれば答えはNoです。若い人の上達が異常に早いだけで、オジサンでもギターの習得は可能です。
実は、オジサンにとっては年齢云々よりも「練習時間を確保できるか?」の方が大切になってきます。
40代~50代の男性ともなると仕事は忙しいだろうし、プライベートの時間もあまり確保できない方も多いかと思います。
そんな中でギターの練習を継続する必要があるので、そこが1番難しい所なのです。理想を言えば1日30分~2時間程度、最低でも10分の練習時間を確保できればOKです。
重要なのは「毎日少しでも良いので、コツコツと練習を継続していく事」です。楽器は練習を何日も休むと腕が鈍ってしまうんですよね。なので少ない時間でも日々ギターに触れていく事が上手くなる秘訣なのです。
「ギターをやりたい!練習を継続できる自信がある!」という気持ちがあるなら、今すぐにでも初心者セットを購入して音楽ライフを送るスタートを切りましょう!
今日より若い日は無いのです。”思い立ってすぐに行動できる人”は成功しますよ!
忙しいオジサンがギターをやるなら練習効率が重要
1日にギターを練習出来る時間が限られてくるとなれば”練習効率”を上げることが大切になってきます。
まず自分のやりたい音楽スタイルを決める所から始めましょう。ロックでも弾き語りでもソロギターでも、自分の好きなスタイルでOKです。
自分のやりたい音楽スタイルによって、優先するべき練習は変わってきます。それらをちゃんと見極めて練習することが大切です。
ここからは少し難しい話をしますが「ふーんそうなのか」くらいの感覚で見て大丈夫です。今は理解できなくてもギターをやるようになれば分かる話です。
さて、例えば「アコースティックギターを使って弾き語りをしたい!」としましょう。その際は「コード」を押さえて弾ければいいわけです。後は右手で使い方で強弱をつけて音楽を表現します。
ストローク、カッティング、アルペジオ、この3つさえ出来ればOKなんです。加えるならストリングヒットとゴーストノートが使えればもっと良いです。
逆に言えばこれ以外のギターテクニックって練習してもあまり使う場面が無いんです。
例えば「チョーキング」これは弾いた弦を6弦側に持ち上げて音程を上げるテクニックです。主にエレキギターで使われるテクニックなので、アコースティックギターではほぼ使いません。
ロック、メタル、ソロギタリストなどの、マニアックな人達が使用している事が多いです。弾き語りにおいては基本的に不要なので練習する必要は無いんです。
他にもギターのボディーを指で叩いてパーカッシブな音を出す「ボディーヒット」と言うテクニックがあります。
アコースティックギターで使われることが多いですが「スラム奏法」を以外ではあまり使われないです。ましてや弾き語りをするとなれば、そこまで使われないテクニックです。
このように自分のやりたい音楽のスタイルによって「いらないテクニック」と「必要なテクニック」が存在します。
必要なテクニックを優先的に身に着けて、不要なテクニックは切り捨てることで上達のスピードは格段に早くなります。
他にも、使わないギターコードも最初は練習しなくても良いです。弾き語りはコードを弾くことがメインですがそのコードにも沢山の種類があります。
例えば同じ「Cコード」でもハイコードとローコードがあります。弾き語りではCの”ローコード”を使うことが多いです。Cのハイコードを最初は練習しなくていいんですよね。
他にも色々なコードがあります。Cコードで言えば「Caug(オーギュメントコード)」「C6(シックスコード)」「Cadd9(アドナインスコード)」などこれ以外にも沢山あります。
しかしこれらのコード全てを弾き語りで使う場面はあまり無いんです。
弾き語りで使うコードは、例えばCコードなら「C(メジャーコード)」「Cm(マイナーコード)」「C7(セブンスコード)」「Cm7(マイナーセブンスコード)」「CM7(メジャーセブンスコード)」この5種類を主に使います。
とりあえずドレミファソラシドでこれだけの種類のコードが弾ければ多くの曲の弾き語りは出来ますし、作曲も出来ます。
これらに加え、たまに「Cdim(ディミッシュコード)」や「Cdim7(ディミニッシュセブンス)」も曲によって使われる場合があります。
曲によって違いますが上の5種類のコードよりは、使われていないコードです。
そしてこれらのコードは「C,C#,D,D#,E,F,F#,G,G#,A,A#,B」の全部の音に各コードがあります。「D7」「Bdim7」「Am」など。
あまり使わないコードの練習は後回しで良いんです。コードの優先順位を判断して練習していくと、無駄が無いので限られた時間で効率的に上達することが可能です。
ギターは年齢に限らず最初は難しい
毎年、多くの若者がギターに憧れて毎年色々な人が始めますが、その多くは挫折しています。
吸収や上達が早いと言われる若者ですら最初は苦戦するのがギターと言う楽器です。
なので難しくて挫折しそうになっても「オジサンには無理なのかな」と弱気にならないように注意しましょう。
最初は全然上手くなれないですが、コードの押さえ方やカッティング、ストローク、単音引きを1つずつ覚えていけば新しい曲も早く弾けるようになっていきます。
練習を積み重ねればオジサンでも弾けるようになります。この事を頭に入れておくと悩まなくて大丈夫になります。
オジサンは変なプライドを捨てると上達が早い
年齢を重ねていき40代50代になると「変なプライド」が出来てしまう事もあります。しかしギターを始める上ではこのプライドは邪魔になります。
初心者の頃は下手で当たり前です。「若い人や上手い人から技術を学ぶ」という姿勢を忘れてはいけません。
「若い人に教わる」という事に抵抗があるし恥ずかしいと思うかもしれませんが、そのプライドがあるとギターは楽しめないしずっと初心者のままです。
ギターは年齢ではなくその人の「技術と知識」を見るようにしましょう。
頑固なオジサンは、ギターの上達が遅くなりがちなので気を付けておくと良いかもしれません。
音楽に終わりはないので、年齢問わず常に色々なアーティストやギタリストから学ぶようにするとレベルが上がります。若い人からすらもテクニックを吸収していきましょう。
ギターが弾ける様になると男として自信がつく
ギターって渋いんですよね。バー、カフェ、などで働くオジサンはカッコいいしモテますよね。ギターもそのジャンルの1つです。弾ければカッコいいし、男としての魅力が格段上がります。
40~50代には若者にはない渋い魅力があります。最近ではイケてるオジサンを「イケオジ」なんて単語を耳にしますね。ギターが弾ければ間違いなくカッコいいのです。
ギターを始めたなら服装などの見た目にも気を遣ってみましょう。せっかくならとことんカッコつけてやりましょう。
「清潔感があるイケてるオジサン」になれるように自分磨きも並行してやっていきましょう。音楽をやるなら見た目やライフスタイルもオシャレにした方が何倍もカッコいいです。
ギターが弾けるオジサンはモテます
普段の生活ではギターを披露する場面はあまり無いかもしれません。しかし今の時代はネットとSNSがあります。練習した曲を録音・撮影して投稿すれば人気者になる事が出来るのです。
SNSは歌が上手くてギターが上手なら間違いなく褒められるでしょう。「こんなカッコいいオジサンになりたい」とか「カッコよすぎです惚れました」とか。
もちろん見た人に「上手い!」と思ってもらうために技術を磨く必要はありますが、それでも褒められるのは気持ちいいし楽しいですよ。若いころの情熱や人生の楽しさが戻ってくるかもしれません。
使ってほしいSNSはTwitter・Instagram・YouTube・TikTokの4つです。基本的に顔出しはしなくて良いです。
練習した成果をSNSに投稿してみましょう。そうすればもっと楽しいギターライフを送れますよ。
昔憧れた手の届かなかったアーティストに自分がなれる時代です。あの頃抱いた夢をギターで叶えてみるのも良いと思います。
いつか、ふとした時に知り合いや友達、その他色々な場所でギターを披露する機会が来るかもしれません。
例えば友人を呼んで自宅で飲み会などをした時に、家にギターがあるのを友人が見かけたら「え、ギター弾けるの何か1曲披露してよ」と言われるシチュエーションがあるかもしれません。
いつかあるかもしれないその時に向けてテクニックを磨いておきましょう!
オジサンになると歌声に渋さが出る
ソロギター(歌わずにギターだけを演奏する)ではなく、弾き語り等をやるなら「オジサン特有の渋さと色気のある声」を活かすことが出来ます。
若い人には無い独特の世界観を出せるのはオジサンの強みですね。音楽は若ければ良いって訳でもないんです。それぞれに良さがあるんです。
弾き語りはソロギターに比べて複雑ではないので難易度も低いです。テンポの速くない曲だとコードチェンジの難易度も下がるので比較的早く弾けるようになります。
ゆったりとした曲で渋さのある声の弾き語りが出来ることがオジサンの魅力です。
アップテンポの曲をギターで弾くのは、結構難しいので沢山の練習が必要になりますからね。最初はスローテンポの曲から弾けるようになっていきましょう。
オジサンならではの作詞作曲が出来るのも魅力
若い人に比べて人生経験が多く、酸いも甘いも苦しい事も色々な思い出があるはずです。そんなオジサンの感性だからこそ書ける「歌詞」があります。
自身の長い人生を通して変化してきた人生の価値観や考え方はきっと誰かの心に刺さります。
ノスタルジーを感じさせるような曲をきっと作れるはずです。もし将来的に作曲する時が来たら覚えておいてほしいことがあります。それは「現代音楽やトレンドを意識しすぎない事」です。
オジサンの魅力を引き出す上で、若者が筆頭となっている最先端のトレンドは相性があまり良くないです。「若作りしているオジサン感」が出てしまうからです。
ちょっと古臭いくらいの感じの方がカッコよくなります。自分の世界観を作る事を意識すると良いです。ギターをもって弾き始めたその日からあなたはアーティストなんです。
もちろん自分のやりたい音楽スタイルがあるならそれを貫くことが大切です。「売れる」とか「多くの人に評価される」とかは基準にしないほうが良いです。
自分の好きな音楽を徹底しているアーティストはカッコいいですからね。
ギターが大好きなオジサンは沢山いるので音楽友達が出来るかも?
ギターは年齢層が幅広い所も魅力です。学生から70代まで様々なギタリストが居ます。そして誰がやっていてもカッコいいのが魅力です。
アコギの魅力に取りつかれたオジサンは世の中に沢山います。なので自分がやっていても恥ずかしい事は無いし、むしろ同じ趣味の音楽仲間が出来るかもしれません。
知り合いにギターが好きな人が居たら一気に趣味としての楽しくなります。ギター好き同士だと会話が弾むので無限に話せます。
もし身近にギターをやっている人が居たら積極的に仲良くなったらいいと思います。練習にも身が入るし、青春している気分になれるので幸せを感じれますね。やっぱり趣味をやるなら仲間がいた方が何倍も楽しくなります。
「社会人のギターサークル」なんかもあります。自分の住んでいる地域で探してみると良いかもしれません。ギターの知識も増えるし一石二鳥です。
また「音楽バー」なんてお店もあります。「音楽×お酒」で最高に盛り上がれる場所です。セッションなんかもやっている場所も多いです。
ギターがある程度上手くなったらみんなで演奏したりも出来ますね。しかし、初心者でも行ってOKです。
バーのマスターに「最近ギター始めたんですよ」なんて話をしてみたらそこから仲間の輪が広がるかもしれません。
バーの店主は新しい常連客を獲得できるし、こっちはギター仲間が出来るしWin-Winの関係になれる事でしょう。
オジサンでもアーティストになる夢は叶えられる
「自分はもうオジサンだから音楽は無理かも」と諦めそうになる事もあるかもしれません。
しかし今の時代は昔とは違います。年齢問わず誰でも、今からでもアーティストになれるんです。
仕事をしながら、趣味で音楽をやってアーティスト活動も出来るんです。実際、副業として音楽をやっている方は結構います。
今の音楽は「ネットでの活動」がメインになりつつあります。家に居ながらスキマ時間で作曲して発信が出来るのです。
せっかくギターを始めるなら「ただ弾くだけ」じゃなくて音楽活動もやった方が人生は充実します。
ワクワクしませんか?これから先、アーティストとして知名度を上げて色んな人に認められてチヤホヤされると考えてみて下さい。
やっぱり男なら、夢と野心をもって生きたほうが幸せだと思います。
もし今、人生に退屈しているなら音楽の世界に踏み込みましょう。後悔はしないです。